内視鏡検査といえば、「しんどい」、「つらい」、「痛い」と思っていませんか?当院では検査の苦痛を軽減するため、希望される患者様には鎮静剤や鎮痛剤を投与し、患者様にとって「苦痛の少ない」検査を心がけております。それは内視鏡検査は一生に一回受ければよいという検査ではなく定期的に受けて頂く必要があるからです。内視鏡検査は、日本人に多い胃や大腸のがんの早期発見に大変有効な検査です。がんを早期に発見できれば、内視鏡的治療あるいは外科的切除により治癒させることも可能になります。早期にがんを発見するためにも、定期的に検査を受けましょう。
胃内視鏡検査
- 食道がん/逆流性食道炎
- 胃がん/胃潰瘍/胃炎
- 十二指腸潰瘍 等
大腸内視鏡検査
- 大腸がん/大腸ポリープ
- 炎症性腸疾患
- 痔 等
胃内視鏡検査について
早期発見と早期治療
食道・胃・十二指腸を観察し、必要があれば、組織診での診断を行います。 胃がんは日本人に非常に多く、がんによる死亡のうち第2位(年間約5万人) を占めます。その一方で早期発見できれば、内視鏡的治療や外科的切除で治癒できる割合がきわめて高くなる調査結果があり、がんの治療にとって早期発見と早期治療が大切であることを示しています。
みぞおちの痛みや胸焼け、もたれ感、つかえ感、食欲不振など少しでも気になる症状があれば早めの検査をおすすめします。
大腸内視鏡検査について
急増している大腸がん!!
従来、日本人には胃がんが多く、大腸がんはむしろ欧米に多い病気と言われてきました。ところが最近では、大腸がんが急激に増えています。その原因の1つとしては、食生活の欧米化(高脂肪、高タンパク質、低繊維の食事)があると言われています。
大腸がんの発生は40歳代から増加し、60歳代の人が最も多くなっています。
大腸がんになりやすい要素として、
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- 大腸にポリープがある
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- 家族に大腸がんになった人がいる
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- 潰瘍性大腸炎、クローン病、その他のがんの既往症がある
などがあるので、これに1つでもこれに当てはまる人は要注意です!
(全国大腸がん登録調査による)
早期のがんならなおる!!
大腸がんは比較的おとなしい性質のがんで、胃がんや肺がんなどに比べると成長が遅く、リンパ節転移も少ないので、早期発見によりほぼ100%なおります! 「Stage 0〜Ⅰ」であれば、治癒の目安となる「5年生存率」は90%以上となり、早期発見が重要であることがわかります。
(大腸癌研究会・全国登録2000〜2004年症例)
5年以内の打ち切り率=20.5%(3,208/15,667)
定期的に検査を行いましょう。